HDDが弱って、交換を計画

目次

HDDが弱ったというのは

GNOME Disks の不良セクターの報告

不良セクタが313個。昨年12月までは数個で、ひと月前が263個。増え方が急になっています。そろそろ心配です。

そもそも事の起こりは、昨年12月のstretchインストール(「Debian Stretch のインストール計画」参照)後、メモリ増設のためにしばらくぶりにシャットダウンすると再起動できなくなったことでした。

The root filesystem on /dev/sda2 requires a manual fsck と言われます。

普段サスペンドを繰り返していたのもシステムチェックを抑制していたことになるかもしれません。増設前に一度再起動しておけばもう少し楽に回復したかもしれません。なかなか大変でした。

ファイルシステムのチェックをして、なんとか回復すると不良セクタが263に増えていました。

一応普通に使えるようになったものの、時々HDDのシーク音が続き、ちょっと怪しいと感ずることが多くなりました。

このHDDは2009年からほぼ毎日動いていますから、無理もありません。

これはHDD交換、データのコピーでしょう。Stretchの再インストールはいいとして、その後の使用ソフトの追加と諸設定がちょっと面倒です。普段やっていることが一時的にできなくなりますからね。たとえば画像のスキャンは sane を使っていますが、デフォルトで入るのは simple scan だったりしますから。

しばらく、設定をメモしたり移行の手順をみなおしたり、インストールしたパッケージの履歴を用意したりして機会をうかがいました。

さて、いよいよ時間も少し空いて、改めて調べてみると上記のように313個の不良セクタになっていたということです。

ハードウェア

前回のStretchと同じですが、メモリが4GBから8GBになりました。

メモリ:8 GB、CPU:AMD Athlon(tm) 64 X2 Dual Core Processor 5600+ × 2

部品を調達したのは2009年です。

USBの準備

$ su
# cat debian-9.4.0-amd64-netinst.iso > /dev/sdc
# sync

その他の準備

FirefoxはSyncが使えるのですが、あえて使っていません。

Thunderbirdのアカウントを調べていて、プロファイルのコピーでできることがわかりました。

そういえば、その昔、やっていたことがありました。仕組みが全く変わっていません。linuxではユーザーホームの.thunderbirdという隠しフォルダに、xxxxxxxx.default というフォルダがあってここに設定ファイルが格納されています。xxxxxxxxは英数字からなる乱数のような文字列です。この内部をそっくり入れ替えれば設定をコピーできます。同じところにあるprifiles.iniの中に、Path=xxxxxxxx.default と書いてある行があって、別のフォルダを用意して、このxxxxxxxxを書き換えることもできます。複数のプロファイルを切り替えられる構造になっていました。

Firefoxも、~/.mozilla/firefox/内に同様になっています。今回はこの方法でうまく行きました。

Filezillaは設定をエクスポートできます。これを試します。