Ubuntu20.04でマウスのホイールボタンをクリックすると、ペーストをするようになった。これは使いようではなかなか便利な機能なのだが、ホイールでスクロール中にクリックしたことになってしまうことがある。不要な文字が挿入されてしかも気が付かないことが多い。
最近交換したマウスで頻発するようになったので、この機能を停止した。
GNOMEはたくさんの設定項目が並ぶのを嫌って、基本的なものと詳細なものに分けて、詳細なものは tweaks に分けた。これはパッケージとして分離している。場合によっては追加インストールが必要。
Ubuntuのアイコンはちょっと異なる。スライドスイッチが2つしかない。
Ubuntu 20.04の tweaks は現在 3.34.0
割とよく見るアイコンはこちら。
tweaksの中にあるとわかっていれば、見つけるのは容易。
「キーボードとマウス」のページで、「中クリックによる貼り付け」のスイッチをOFFにすればよい(図のスイッチはON)。
クリックを無効にするわけではないので、元の機能は残る。今の所、左ボタンと同様のふるまいをする場合もあるがソフトウェアにより異なる。どちらにせよ不用意に押してしまわないようなマウスがほしい。
もともとUnixのマウスは3ボタンで、2ボタンマウスの両方を同時にクリックすることで中ボタンの働きをさせていたことがある。ホイールをボタンとして使えるようになったときには中ボタンとして積極的に使おうという機運はすでになかったように思う。