中古Windows10機購入

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Windows機は買わない方針だったが

2019年4月13日のことです。

Javaで印刷プログラムを書いていて、Windowsでの動作を確認するためにWindows10が入ったPCの中古を購入しました。

普段デスクトップとしてLinuxを使っています。これからも日常的にはWindowsを使うつもりはないので中古で良いとなるわけです。

特にデスクトップならば、たとえ故障してもなんとかできます。職場で古くなったPCの扱いも長く、どこが壊れやすいかもわかります。大体がHDD、次が電源、次がマザーボード上のコンデンサです。どれも数千円で部品の交換が可能です。

価格comで、Windows10Pro/Core i5/HDD 500GB/Memory 4GB の当たりで18000円という相場を勉強して駅近くの中古PCショップなどをめぐりました。結果はメモリ中心で探してこちらでは4万円台。

ダメ元でちょっと離れたpcpawに行ってみました。ここで選択したのは、Windows10Pro/Athlon II X2/HDD 250GB/Memory 4GB で17800円。(本体,キーボード,マウス)

購入時に考慮した短所

USBが2.0までで3.0,3.1がない
現役のLinux機も2.0までですし、どうしても必要というわけではありません。
ディスプレイ出力がDSUB-15とDisplayPortのみで、DVI、HDMIはない
手元のディスプレイはDSUB-15とDVIなので、DVIを使っているのですが、この手のPCはDVIがついていないことが多いので、致し方ないところです。
とりあえず、DSUBで使い、必要ならDisplayPortからDVIへのケーブルを購入

購入時に考慮した長所

PS/2ポート2つあり
昔のPS/2のキーボードが使えるということで、嬉しかった昔の記憶が蘇る。でもそろそろなくてもいい。
COMポートあり
マークリーダーの接続のために、探したことがある。ちょっとうれしい。
USBポートが前面に4、全部で10
前面に2つという機械の多い中、4つ出ているのは嬉しい。
HP製
標準的な部品を使っていることを期待できる。
ワード,エクセルがインストールされている
MS製だがバージョンが2007。私は使わないけれど、とりあえず助かる人はいるかも。

購入後に分解調査してわかったこと

内部の埃が極めて少ない
実使用時間が少ないのではないか
電源とMBをつなぐコネクタが20/24ピンでない!!
少なくカスタマイズされているらしい。歴史的なコネクタなので整理できそうと思っていたが、交換が利かない可能性がある。
一部に電解コンデンサ
一部に電解コンデンサが使われている。固体コンデンサが安心。かつて電解コンデンサの液漏れが原因で寿命を迎えたマザーボードや電源をたくさん見ている。不調で退役させたサーバーのMBを眺めた所、メモリ横の小さなコンデンサが膨れていたということもあった。それ以来固体コンデンサにこだわりがある。
よく見るとCompaq
HP Compaq 6005 Pro Small Form Factor と書いてあった。Compaqは懐かしい名前。HPに吸収されたのだったか。
刺さっているメモリは2GB×2。規格がちょっとだけ異なる
DDR3-1066とDDR3-1600。後で2GBを追加したのだろう。もともとWindows7で2GBなら、時代的にうなずける。

CPU比較

速度についてはあまり重視しないのですが、Athlon II X2 でした。基本的に AMD 好きです。Core i3 に比べて少し遅いようではあります。

現有のDebian9で使っているPCのCPUと比較してみます。

現有機今回購入中古
family/modelAthlon 64 X2 5600+Athlon II X2 B26
製造プロセスルール65nm45nm
Data width64bits
Cores 2
SocketAM2AM2+ / AM3
Frequency2.9GHz3.2GHz
L1 cache128 KB (code) / 128 KB (data)
L2 cache1024 KB2048 KB
Memory channels 2
Supported memoryDDR2-800DDR2, DDR3
Introduction date2008-32010-05
消費電力 65w

現有のものよりも今回の中古のほうがCPU性能は上ということですね。

Windowsの値段

Windows10homeで17000円程度

Windows10proで23000円程度

中古PCが故障したからといって、ついてきたWindows10を他のPCに移して使うというのはたぶんできないと思います。ただその時に新たにライセンスを購入するよりも、また中古を購入したほうが割安ということです。

PCパワーの必要な仕事なら、自分で組み立ててLinuxにすればよいと思います。

PCを自作する場合に、Windowsは一番高価な部品になっています。正規購入品であってもコピーできないばかりか移動もできないのはあまりにも不自由です。修理や部品交換でもマザーボードの交換は他のPCへの移動とみなされるでしょう。

DVDやUSBメディアにいれての流通なら3000〜4000円、ダウンロードで2000円程度なら許しますが、この値段は暴利です。

WindowsXPが発表されて、OSのコピーができなくなったことをきっかけにWindows2000を使い続けて、そのうちLinuxに移行することを決意したのですが、その顛末もそのうち書きます。