Linuxをデスクトップとしても使えるよ、と示したいと思います。
Linuxはサーバーならばいいけどデスクトップだと使いづらい、という状態が長く続いていましたが、私は2009年秋からメインのデスクトップはDebianにしています。2011年夏にはノートPCもWindowsVistaにUbuntuを加えてデュアルブートにし、主にUbuntuを使用しています。写真印刷用の高画質プリンタだけLinux用のドライバがなくて、このときだけまだWindowsを使わざるを得ないのが残念です。
サーバーとしてはWindowsを選択するメリットはないと思っているのですが、動いているLinuxサーバーをWindowsサーバーに置き換えようという話も聞きます。普段使っていないものには安心感がないからでしょうか。
最近はWindowsをあまり使っていないので詳しいことはわからないのですが、Windowsからbashが使えるようになったとか、仮想環境からLinuxを使うとか、なぜそんな回りくどい方法を使うのか理解に苦しみます。
私にとってはLinuxでもできるという段階は過ぎて、Windowsでは不便だというところに来ています。
Linuxにはたくさんのディストリビューションがあって、Windowsに近い使用方法のものが好まれているようです。たとえばMintとか、Zorinとかがそれです。どのディストリビューションでもデスクトップ環境は変更できますが、私はDebianがデフォルトにしているGNOMEが好みです。
2009年秋といえば、Windowsが7になる直前で試用バージョンを配布した時期に当たります。
Windows7のPCを導入した方は、Windows10に無料でバージョンアップできた時期があります。Windows7もそろそろサポート切れになりますが、無料のバージョンアップは終了しています。ハードウェアごと更新を考えている方も多いことでしょう。
2009年に新しく組み立てたPCにDebianの開発中バージョンであるsqueeze(Ver6の愛称)を入れた後、Debianは次のようにバージョンを上げています。開発中バージョンを導入したのは最初だけで、この後はすべて安定化バージョンです。
番号 | 愛称 | リリースの日付 |
---|---|---|
6.0 | squeeze | 2011年2月6日 |
7.0 | wheezy | 2013年5月4日 |
8.0 | jessie | 2015年4月25日 |
9.0 | stretch | 2017年6月17日 |
今年(2017年)にstretchを入れました。いつでも無料でOSを最新版にできるので、なかなかハードウェアごと更新するという踏ん切りがつかないのが玉に瑕ですが、まだまだ快適です。
新しいOSに入れ替えたのを機会に、Linuxで簡単にできることと、まだ不便なところを記録しておくことにします。